トロピカルフルーツの代表格であるマンゴーは、2000年代頃から国産品の生産量が増加した影響で、今やすっかりメジャーな存在となりました。

とろけるような食感と濃厚な甘みが魅力のマンゴーですが、実は多くの栄養素を含む健康にも嬉しいフルーツです。

この記事では、マンゴーに含まれる栄養やその効能について詳しく解説します。

マンゴーの栄養

マンゴーに含まれる主な栄養素は、次の通りです。

  • ビタミンA
  • βカロテン
  • ビタミンC
  • 葉酸
  • ビタミンE
  • 食物繊維
  • カリウム

ここでは、マンゴーに含まれるこれらの栄養素と効能について解説します。

ビタミンA

マンゴーには、100gあたり500μgのビタミンAが含まれます。

ビタミンAの効能は以下の通りです。

  • 皮膚・粘膜の健康を保つ
  • 目の健康を保つ

ビタミンAには、皮膚や粘膜、目の健康を保つ効能があるとされています。

化粧品に含まれる成分としておなじみのレチノールはビタミンA主成分の一つです。

ビタミンAを摂取することで肌のターンオーバーが促進され、肌のシミやくすみ、色ムラなどの改善に効果が期待できます。

これに加え、ビタミンAにはコラーゲンの生成を促進する効果もあるとされています。

コラーゲン不足によって起こりやすいシワやたるみなどの悩みを改善する効果も期待できる、美容に欠かせない栄養素であるといえるでしょう。

また、ビタミンAは目の健康を維持するのに必須のビタミンです。

不足すると、薄暗いところで目が見えにくくなってしまうこともあります。

目の健康のためにもビタミンAを積極的に摂りましょう。

βカロテン

マンゴーには、100gあたり610μgのβカロテンが含まれます。

βカロテンの効能は下記の2点です。

  • 抗酸化作用
  • 免疫力を高める

βカロテンには、抗酸化作用があるとされています。

抗酸化作用とは、活性酸素のはたらきを抑える作用のことです。

抗酸化作用により体の老化を抑えることで、体や肌のアンチエイジングへの効果が期待できます。

また、βカロテンは体内で必要な分だけビタミンAに変換され、皮膚や目、粘膜の健康の維持に役立つとされています。

βカロテンの摂取で目や鼻、腸などの粘膜を強化することで免疫力が高まり、さまざまな病気の予防にも効果が期待できます。

ビタミンC

マンゴーには、100gあたり20mgのビタミンCが含まれます。

ビタミンCの効能は下記の通りです。

  • 肌・骨・毛細血管の健康を保つ
  • 日焼け対策
  • ストレスを解消する

ビタミンCは、コラーゲンを生成するのに必要な栄養素です。

コラーゲンが細胞と細胞をしっかりつなぎ止めてくれることで丈夫な体や美しい肌が作られます。

これに加え、ビタミンCはメラニンの生成を抑えるとされています。

メラニンは、日焼けによって発生する色素です。

ビタミンCの摂取でメラニンの生成を抑えることで、日焼け予防にも効果が期待できます。

また、体がストレスを乗り切ろうとする際にホルモン物質を分泌する際にもビタミンCが使われます。

ビタミンCを摂ることでイライラ解消にも効果が期待できるでしょう。

葉酸

マンゴーには、100gあたり84μgの葉酸が含まれます。

葉酸の効能は下記の通りです。

  • 貧血を予防する
  • 胎児の発育を助ける

葉酸は、ビタミンB12とともに赤血球を作ります。

造血をサポートすることで、貧血を解消する効果が期待できます。

また、葉酸にはDNAやタンパク質の合成を助ける栄養素であるとされています。

妊娠中に摂取することで胎児の発育を助け、一部の先天異常を予防する効果が期待できます。

<h3>ビタミンE</h3>

マンゴーには、100gあたり1.8mgのビタミンEが含まれます。

ビタミンEの効能には下記のようなものがあります。

  • アンチエイジング
  • 冷えや肩こりの解消
  • 肌のくすみの改善

ビタミンEには抗酸化作用があるとされる栄養素です。

体の酸化を防ぐことで老化を抑え、動脈硬化予防や血圧対策などにも効果が期待できます。

これに加え、ビタミンEには血行促進効果があるとされています。

血行を促進することで肌の新陳代謝を高め、肌のくすみの解消にも効果が期待できます。

また、血流が促進されることにより、冷えや肩こりの改善にも役立ちます。

<h3>食物繊維</h3>

マンゴーには、100gあたり1.3gの食物繊維が含まれます。

食物繊維の効能は下記の2点です。

  • 便秘改善
  • 生活習慣病予防

食物繊維は人間の消化器官で消化できず大腸まで届く物質です。

食物繊維を摂ることで便通が整い、便秘改善への効果が期待されます。

また、食物繊維には余分な脂質・糖・ナトリウムなどを排出するはたらきがあるため、肥満や高血圧といった生活習慣病への効果もあるとされています。

カリウム

マンゴーには、100gあたり170mgのカリウムが含まれます。

カリウムの効能は以下の通りです。

  • むくみ改善
  • 高血圧対策

カリウムは、細胞の浸透圧を調節する栄養素です。

カリウムを摂ることで体内の塩分や水分の量が調整されます。

体内の余分な水分を尿として排出するのを助けるはたらきがあるため、むくみ改善や高血圧対策などに効果的です。

中医学におけるマンゴー

中医学に基づく薬膳の中では、マンゴーも生薬の一種として扱われます。

薬膳の中での分類は「微寒」です。

微寒に分類される食材は体内の水分を増やし、胃や肺の調子を整える効果があるとされています。

マンゴーのカロリー

マンゴー1個あたりのカロリーは約125kcalです。

濃厚な甘みや栄養豊富であることなどからカロリーが高そうなイメージがありますが、数値としてはそれほど高くありません。

同じく栄養豊富なフルーツであるバナナよりもカロリーが低いので、気軽に食べやすいフルーツであるといえるでしょう。

マンゴーの食べ過ぎに注意

マンゴーは低カロリーな上、美容や健康に必要な多くの栄養素を含むフルーツです。

しかし、過剰摂取すると健康に思わぬ影響を及ぼしてしまうこともあります。

食物繊維のとりすぎによる下痢

マンゴーは食物繊維を多く含むフルーツです。

便秘改善への効果も期待できますが、食べすぎると下痢を引き起こす可能性があります。

アレルギー

マンゴーはウルシ科の植物ですので、食べすぎるとアレルギーを引き起こすことがあります。

喉や口内、唇、目の周りなどが腫れることもありますので食べ過ぎには要注意です。

また、花粉症やラテックスアレルギーなどの人がマンゴーを食べると稀にアナフィラキシーショックを起こすこともあります。

マンゴーでアレルギーが出やすいことがわかっている場合は摂取を避けましょう。

体が冷える

マンゴーは南国の果物ですので体を冷やす性質があります。

夏には嬉しい効能ですが、食べすぎると体を冷やしすぎることもあります。

一度に食べる量には十分注意しましょう。

栄養豊富なマンゴーを美容と健康に活かそう

マンゴーは、ビタミンA、ビタミンC、食物繊維など、さまざまな栄養素を豊富に含みます。

アンチエイジングや美肌効果、生活習慣病などの嬉しい効果が期待できるため、食生活に積極的に取り入れていきましょう。

参考:

厚生労働省 e-ヘルスネット

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/

マイナビコーポレーション 薬読

https://yakuyomi.jp/knowledge_learning/chinese_medicine/

ユーグレナ ヘルスケアラボ

https://www.euglab.jp/column/nutrition/000536.html