マンゴーの歴史と産地について、詳しく解説しています。贈答用としても人気のある、主な産地のブランドマンゴーついてもご紹介しています。

世界で最も美味しい3つの果物「世界三大美果」の1つであるマンゴーについて、その歴史と産地を徹底解説します。

贈答用としても人気のある、主な産地のブランドマンゴーについてもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

マンゴーの歴史

栽培の始まり、日本への広がり、宗教との関わり、の3つに分けてマンゴーの歴史を解説します。

栽培の始まり

マンゴーの歴史は古く、ちょうど縄文時代にあたる4000年以上も前から栽培されていたといわれています。

原産は、インド北部から現在のタイにあたるマレー半島一帯であるとされています。

この頃のマンゴーは、現在のマンゴーに比べて果実が小さく、食べられる部分は多くありませんでした。

しかし、長い年月をかけて、大きい果実や美味しい果実が受け継がれることで、現在のマンゴーになっていったのです。

最初は種子で増やしていましたが、今から500年ほど前にあたる15世紀に接木技術が開発されます。

これによって、優れた品種を増やしたり維持したりすることが可能となり、世界各地で栽培されるようになりました。

今では、500以上の品種があるといわれています。

同じ15世紀ごろ、ポルトガルの探検家バスコ・ダ・ガマによってインド航路が発見されました。

これも、ヨーロッパを中心にマンゴーが広く知られるきっかけになったといわれています。

さらに、ポルトガル人によってアフリカ、南米にも伝わり、東南アジアへも広まっていきました。

日本への広がり

日本にマンゴーの栽培が伝わったのは、今から100年~150年ほど前の明治時代のことです。

しかし、本格的な栽培が始まったのは戦後の1970年ごろで、マンゴーの歴史から見るとそれほど前ではありません。

日本での栽培が始まった当初は、開花の時期が梅雨と重なり、悪戦苦闘したようです。

その後、ハウス栽培が始まったことで、安定して生産できるようになりました。

2002年にはマンゴープリンがブームになり、マンゴー味がスイーツの定番となりました。

さらに、2007年に宮崎県知事選に就任した東国原知事が、マンゴーのPRに力を入れたことも、マンゴーがより広く知られるきっかけになったといえます。

宗教との関わり

マンゴーは、宗教とも深い関わりがあります。

その一つが、仏教の創始者である釈迦が、瞑想にふけって悟りを開いたのは菩提樹の下であり、この菩提樹はマンゴーである、という説です。

仏教において、マンゴーは「聖なる樹」とされています。

ヒンズー教では、神「プラジャパテイ」の化身はマンゴーであるとされ、儀式でもマンゴーの葉の飾りが使われています。

原産地のインドでは、強い日差しを防ぎ、木陰をもたらすマンゴーの木は、人々の生活とも密接な関わりがありました。

このようなことから、マンゴーの木には神が宿ると考えられ、人々に信仰心が芽生えていったといわれています。

また、たくさんの花の中から果実になる数が少ないマンゴーは、人間が悟りを開くことの難しさに例えられることもありました。

そこから次第に、宗教的な象徴として捉えられるようになったともいわれています。

マンゴーの産地

マンゴーの主な産地を、国内と海外に分けて解説します。

国内の主な産地

日本国内の主な産地は、沖縄県、宮崎県、鹿児島県です。

生産量の約50%が沖縄県で、約35%が宮崎県、約10%が鹿児島県、残りの約5%がその他の産地となっています。

このように、国内のマンゴーのほとんどは、九州・沖縄地方の暖かい地域で生産されています。

しかし最近では、冬の雪と温泉を使って、北海道でもハウス栽培がされるようになりました。

一方で、生産量が1位の沖縄県は暖かい気候に恵まれており、自然の環境下で栽培ができます。

生産量が2位の宮崎県と3位の鹿児島県は、ほとんどが人工的に温度を上げるハウス栽培です。

その中で、奄美大島を含む奄美群島は鹿児島県に属しますが、沖縄県に近い気候であるため、沖縄県と同じく自然の環境下で栽培されています。

この地域のマンゴーは色と味が濃く、一口食べると忘れられない美味しさだと評されています。

海外の主な産地

海外の主な産地は原産地でもあるインドで、全体の約45%を占めています。

2位以降は、中国、インドネシア、パキスタン、メキシコなどです。

これらの国の生産量は、どの国も全体の5%前後で、それぞれで大きな差はありません。

このことから、1位のインドと2位以降では、生産量に大きな差があることが分かります。

なお、日本への輸入はメキシコ産が最も多く、その他はペルーやタイ、ベトナム、台湾などからの輸入となっています。

主な産地のブランドマンゴー

日本で栽培されるマンゴーには、厳しい基準をクリアしたブランドマンゴーがあり、贈答用としても人気です。

例えば、沖縄県には「美らマンゴー」というブランドがあり、糖度15度以上、重さ460g以上、外観は全体が真紅である、という厳しい基準が設けられています。

宮崎県では「太陽のタマゴ」が有名で、糖度15度以上、重さ350g以上、外観は半分以上が赤く色づいている、という基準があります。

鹿児島県には「夏姫」というブランドがあり、基準は糖度15度以上、重さ350g以上、外観は3分の2以上が紅色である、です。

他にも、各生産地でさまざまなブランドがありますが、どのブランドも厳しい基準が設けられているだけに、味も見た目も格別です。

マンゴーの品種ごとの産地

マンゴーにはさまざまな品種がありますが、この品種ごとの産地をご紹介します。

アップルマンゴー

アップルマンゴー

アップルマンゴーに分類される主な品種は、アーウィン種、ヘイデン種、ケント種です。

それぞれの品種の主な産地は、アーウィン種が日本や台湾、ヘイデン種とケント種がメキシコやブラジルになります。

これらの品種は熟すと皮が赤くなり、繊維がほとんどないオレンジ色の果肉と、薄くて小さい種が特徴です。

香りや甘みが強く濃厚な味わいですが、酸味も適度にあり、果汁もたっぷり含まれています。

国内で栽培されるマンゴーのほとんどがアーウィン種で、弊社のオンラインストアでは、奄美大島産のアーウィン種を取り扱っています。

グリーンマンゴー

グリーンマンゴー

グリーンマンゴーに分類される主な品種はキーツ種で、主な産地は沖縄県やカリフォルニア州です。

この品種は、熟しても皮が緑色のままで、豊かな香りと口に入れたときのとろけるような味わいが特徴です。

タイマンゴー

タイマンゴー

タイマンゴーに分類される主な品種はナンドクマイ種で、主な産地はタイです。

サイズが大きく皮は黄色で、ヘタ部分の丸みと尖った先端が特徴です。

甘みはマンゴーの中でもトップクラスで、ほどよい酸味もあります。

ペリカンマンゴー

ペリカンマンゴーに分類される主な品種はカラバオ種で、主な産地はフィリピンです。

ペリカンのくちばしのような形は、タイマンゴーにもよく似ていますが、タイマンゴーほどサイズは大きくありません。

適度な酸味と甘みがあり、香りも良く舌触りはなめらかです。

インドマンゴー

インドマンゴー

インドマンゴーに分類される主な品種はアルフォンソ種で、主な産地はインドです。

アルフォンソ種は「マンゴーの王様」ともいわれる高級品種で、絶妙な甘みと酸味、繊維が少なくやわらかな果肉、香りの良さが特徴です。

ピーチマンゴー

ピーチマンゴー

ピーチマンゴーに分類される主な品種はケンジントンプライド種で、主な産地はオーストラリアです。

桃のような皮はピンク色と黄色のグラデーションで、フレッシュな香り、クセのないマイルドな甘さ、あっさりとしたなめらかな口当たりが特徴です。

まとめ

マンゴーの原産地はインドで、4000年以上も前から栽培されていたといわれています。

日本へ伝わったのは明治時代ですが、本格的な栽培が始まったのは1970年ごろです。

現在の日本国内の主な産地は沖縄県、宮崎県、鹿児島県で、暖かい気候に恵まれている沖縄県では、ハウスを使わず自然の環境下で栽培されています。

奄美大島を含む奄美群島は鹿児島県に属しますが、沖縄県と同じように自然の環境下で栽培されており、色と味が濃いのが特徴で、一口食べると忘れられない美味しさだと評されています。

奄美大島産のマンゴーは、弊社のオンラインストアでも購入できますので、ぜひ一度味わってみてください。

その他の記事